第十六回 めいきょうしすい

【明鏡止水】
・邪念がなく澄み切った心の様子。またその状態

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【類義語】
・虚心坦懐

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【英語表現】
a mind as serene as a polished mirror
a mind undisturbed by evil thoughts.

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【使用例】
明鏡止水の心境で鍛錬に励む。

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熟語カテゴリを全く取り扱っていなかったので
今回は四字熟語を紹介します。

 

 
明鏡止水
出典は荘子の『徳充符(とくじゅうふ)』です。
お隣の中国の有名な荘子さんが筆者です。

 

 
徳充符は
人間、その姿や形がどうであれ、
その精神によってその人物の価値が決まる。

 

 

という、万民平等の教えを書き記したもの。

『一切をあるがままに受け入れることこそ
徳が充実しているという証。』
といったような話が載せられた書物です。

 

 

 

昔、魯の国に犯罪で足を切られた
王駘(おうたい)という名の人物がいたそうです。
彼は有名な孔子と肩を並べる程の弟子を抱えて
大変徳の高い人とみなされていました。

 

 
しかし受刑者で足もなく
講義をするわけではなかったので
そのことを不思議に思った孔子の弟子が、
王駘という人物について孔子に尋ねたところ。

 

 

 

「流れている水は鏡にならない。
静止した水は鏡になり万物を映し出す。
王駘はいわば静止した水のような人なのだ。」

 

と、孔子はこう答えて
いつか自分も教えを請いたい。
といった事がこの熟語の由来になっているようです。

 

 

転じて。
明鏡止水とは
邪念がなく澄み切った心の様子。
またそのような状態をさす四字熟語として
後世に伝えられたそうです。

 

 

調べてみたら
かっこいい四字熟語として
ピックアップされてました。

 

 

こうして由来を見てみると
字面だけでなく意味も素晴らしいですね。

 

 

類義語に挙げた『虚心坦懐』
きょしんたんかい。
と読みますが、こちらも

 

 

『心になんのわだかまりもなく、
気持ちがさっぱりしていること。
心にわだかまりがなく平静に事に望むこと。』

 

 

 

という意味で、
明鏡止水と似たような
心の澄んだ様やゆとりのある様子を表す
四字熟語になっています。
あわせて覚えておくのもいいかもしれません。

 

 

 

 

英語表現は固めの文章しか見つける事が
できなかったのですが、なんとなくでも
理解していただけるとありがたいです。

 

 

 

心にさざ波が立てば相手の動きをとらえることはできない。
したがってこのような明鏡止水はの精神は
剣道でも尊ばれているようです。

 

 

 

武人でもなんでもなくても
こういった心境で諸事に励みたいものですね。

 

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自分の語彙を増やしつつ、文章を書いています。気が向いたらどうぞ。

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